ぶらぶらマーケティング日記

ぶらぶら街中を歩いて思いついたことを記録します。。。

今道友信先生の思い出

みなさん、こんにちは。cloud141です。今日は昔の話。今道友信先生の話をします。社会人になって哲学史について勉強したいなと思っていた私は、ちょうど希望通りの講座が新宿の朝日カルチャーセンターで開催されていることを知り、さっそく申し込みました。元東大の先生だった人なのでついていけるか心配だったのですが、そんな権威主義的な雰囲気は感じさせず、気さくで上品な方でした。本日の講義内容のプリントを配って、訥々と語る講義形式でした。「成績付けなくていいので気楽です」といって先生自身も楽しんでいらっしゃるようでした。哲学史というお堅い内容にもかかわらず、教室は満席で欠席する人は少ない人気の講座でした。「恩師にあたる先生がおやめなさいといったにもかかわらず、共産党から都知事選に出馬して大学に居ずらい雰囲気になったので早期に退官した」とおっしゃっていました。アベラールの話で「40歳の男盛りと17歳の娘盛りが部屋で二人っきり。これで何か起きないわけはありません」とか本筋とは関係ないことばかり、よく覚えています。東大は偏差値が高いからいい大学なのではなく、やはりいい先生が多いからいい大学なんだと思います。友道先生の講義を受けてから私も触発されて随分哲学の本を読みました。いい先生は人にいい影響を与えるものです。