ぶらぶらマーケティング日記

ぶらぶら街中を歩いて思いついたことを記録します。。。

ジョセフ・キャンベルと映画「スターウォーズ」

 みなさん、こんにちは。cloud141です。新作の「スターウォーズ」が現在公開されていますが、これから書くことはすでに公開された旧作の「スターウォーズ」(エピソード1~6)について感じたことを書きます。

 

スターウォーズ」制作のヒントになったのはジョセフ・キャンベルの神話の研究です。子供時代のキャンベルは教会に通うのが大好きだったようです。あるときユング

元型論の触発されて、いろいろな民族の神話や英雄の伝記を分析すると新約聖書のイエスの生涯と符合するような、人類共通の元型があるのでは、という仮説を思いついたようです。キャンベルの本は「千の顔を持つ英雄」を読んでみましたが、内容が難しかったです。「神の仮面」はまだ読んでいません。一般の人でも楽しく読めるのは、対談を筆耕した「神話の力」がお勧めです。。。もしかすると「スターウォーズ」よりこの対談のほうがワクワクして面白いかもしれません。YouTubeを検索すると在りし日のキャンベルの姿を見つけることができます。キャンベルはとても魅力的な人でした。あまりに有名になりすぎたキャンベルは、神父から嫉妬され、大好きだった教会から離れてしまったそうです。

 

神話の力 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

神話の力 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)

 

 

千の顔をもつ英雄〈上〉

千の顔をもつ英雄〈上〉

 

 

 

神の仮面〈上〉―西洋神話の構造

神の仮面〈上〉―西洋神話の構造

 

 

それと「ジェダイの騎士」は「霊操」によりキリストの騎士になることを誓ったイグナチオ・ロヨラが創設したイエズス会(Jesuit)を連想させるのは考えすぎでしょうか。

 

霊操 (岩波文庫)

霊操 (岩波文庫)

 

 

ある巡礼者の物語 (岩波文庫)

ある巡礼者の物語 (岩波文庫)

 

 

大人になってからジェダイになるのは難しい、修行中に恋愛をするとダークサイドに落ちる、とか、なんだかどこかで聞いたような話です。。。。。

 

そしてヒーローは砂漠のような、辺境の地に住んでいる、といのも神話の原型なのかもしれません。。。。

 

砂漠の師父の言葉―ミーニュ・ギリシア教父全集より

砂漠の師父の言葉―ミーニュ・ギリシア教父全集より

 

 

 もちろん、キリスト教だけではなく、チャンバラシーンなどクロサワ映画や日本の文化の影響が大きいのは日本人ならすぐわかりますよね。いろいろミックスさせて、宇宙を舞台に映画を作ったのでしょう。。。。背景を考えると理解が深まるのはシェークスピアと同じです。。。。